大阪ガス、南海トラフ想定で訓練

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共同通信
南海トラフ巨大地震を想定した大阪ガスの防災訓練で、対策本部長を務める藤原正隆社長=9日午後、大阪市

 大阪ガスは9日、南海トラフ巨大地震が発生し、関西沿岸部に津波が押し寄せたとの想定で全社規模の防災訓練を実施した。大ガス以外の都市ガス小売事業者も含め、計約2千人が参加。被害状況の把握から復旧計画の策定まで災害対応の流れを確認した。

 訓練は、平日午後1時15分、和歌山県南方沖を震源地とする最大震度6強の地震が発生し、和歌山県や兵庫県、大阪府の約28万戸でガス供給が停止したと想定。大阪市の本社に藤原正隆社長を本部長とする対策本部を設置し、テレビ会議でつないだ各拠点からガス導管や製造所の被害状況が報告された。