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【12日付カーブドニューヨーク】公共交通機関での嫌がらせを避けるためや、子どもや高齢者を伴った移動での便の良さを求めるため、ニューヨーク市の女性は男性を上回る交通費の支出を強いられていることが分かった。ニューヨーク大学(NYU)ルディン・センター・フォー・トランスポーテーションがこのほど発表した調査報告書が明らかにした。
調査は今年9月と10月に547人を対象に実施。女性の月間交通費は、嫌がらせを避けるために最高50ドル(約5700円)、交通の便の良さを求めて76ドル(約8662円)、男性よりも高かった。地下鉄やバスを避けてタクシーやウーバーなどの配車サービスを利用するためだという。
調査では公共交通機関を利用した際、嫌がらせや盗難などの被害に遭ったと答えた男性は47%だったのに対し、女性は75%に上った。
嫌がらせを受けた回数に対する質問には、ほとんどが「多すぎて数えられない」「数えきれない」と回答。しかし「報告しても適切な対応が期待できない」として、嫌がらせについて報告した人はほとんどいなかったことも分かった。
女性が公共交通機関を安心して利用できるようにするため、報告書は地下鉄列車内に防犯カメラを設置すること、嫌がらせの報告に対応する警官などの訓練を徹底すること、 女性を指導的立場に置き、交通計画の性的公平性を確保することなどを提案している。
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