「あらゆる手段排除せず」

Published by
共同通信
鈴木俊一財務相

 鈴木俊一財務相は26日の閣議後記者会見で、外国為替市場の円安進行に関し「行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せずに適切に対応を取っていく」と述べ、為替介入も辞さない姿勢を示唆した。為替相場は安定的な推移が望ましく、高い緊張感を持って注視しているとし「過度な変動は不確実性を高めるので、経済に悪影響を及ぼす」とも指摘した。

 外国為替市場の円相場は対ドルで、政府・日銀が円買いの為替介入を実施した2022年10月の円安水準に接近している。