カメやスカンクなど400匹押収 ジャングル並みの動物屋敷摘発

 21日付のCBSニューヨークによると、ニューヨーク州ロングアイランドの民家で400匹以上の動物が劣悪な環境に閉じ込められているのが発見され、米国動物虐待防止協会(ASPCA)が20日、8時間掛けて全ての動物を保護したという。
 家主のゲイリー・グルーバー容疑者とその家族3人は、オウムやインコなどの鳥276羽、カメ150匹のほか、スカンクやモモンガなど、合計400以上の動物を「飼育していた」と主張しているが、その不衛生な環境から、動物虐待の疑いで取り調べを受けている。
 ASPCAのゲイリー・ロジャース氏によると、動物が押し込められていた民家からは、悪臭が漂っていたといい、隣人は取材に対し「動物の臭いやうるさい鳴き声のせいで、まるでアマゾンのジャングルに住んでるようだった」と話している。
 同容疑者宅からは、2015年8月に風呂場からワニが救出されており、飼育環境について注意を受けていたが、改善されていなかった。
 ASPCAと地元警察は、動物虐待および野生動物の不法所持の疑いで捜査を行っており、容疑が固まり次第、逮捕する予定。現在、動物保護施設などに搬送された動物は健康状態のチェックを受けている。