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学生起業家の活躍が目覚ましい昨今、ニューヨーク市でも現役高校生の起業家が注目されている。クイーンズ区ジャマイカのオーガスト・マーティン高校に通うアンソニー・カーモナ君(16歳)は、コンピューター修理およびソフトウェアのコンサルティング事業を立ち上げ、収益を上げている。
アンソニー君は小学校時代より、趣味で家族や友人のためにコンピューター修理を行っており、高校に入学した時点で、10代の若者の起業を支援するNFTEの指導により、独自の事業モデルを構築した。
2011年5月には3000人の学生が各自の事業アイデアを発表するコンテストで優勝。のちに、自らが経営する会社アンソニー・ノウズ・コンピューターズ(AKC)を立ち上げ、現在は総収益1万ドル、総利益6000ドルの事業にまで発展させた。
アンソニー君は「コンピューター修理というと、大抵の人は大型店を想像するけれど、僕の会社が目指すのはもっと家族的なビジネス」と語る。実際、現在AKCの顧客の多くはIT専門家の常駐しない零細企業だという。
NFTEのテリー・ボウマン氏は「他人と少し違う角度からビジネスを構築するところに成功の鍵がある」とアンソニー君の手腕を称える。
AKCでは今後、従業員の増員などによりサービスの拡大を検討しているとのこと。ニューヨークが生んだスーパー高校生の活躍に、今後もさらなる注目が集る。
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