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看板に英語表記義務付け 違反で5000ドル以下の罰金も
クイーンズ区選出の民主党上院議員トニー・アヴェーラ氏は、外国語だけで表示された店の看板全てに英語表記を義務付ける内容を含む法案をこのほど、提出した。この法案が成立すれば、違反した場合、各事業主に250ドル〜5000ドル以下の罰金が課せられることになる。
「外国語だけで書かれた看板を見ると、英語を話す人たちを歓迎していないかのような印象を受ける」と北東フラッシング・シビック・アソシエーション代表のピーター・ブランカジオ氏は語る。また、クイーンズ区のある市民リーダーは、韓国語や中国語だけが書かれた看板を掲げるフラッシングの店について、何の店かわからずに大変困ると苦情を言う。
アヴェーラ氏はこの法案が、ニューヨークに住むさまざまな言語を話す移民たちの感情を逆撫でする可能性を認識しつつも、英語表記の義務付けの必要性を主張。英語が米国の公用語であること、そして非常事態が発生した際に、消防士や警官らがどのような場所なのか即座に把握し、俊敏に対応できることなどを法案提起の理由として挙げている。
しかし、ある批評家たちは米国に来たばかりの移民に英語を強制することが、自由に言葉を話す権利に違反し差別に繋がる可能性があるとして、この法案に強く反対している。
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