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18万ドルは誰のもの? 死亡男性のかばんから大金見つかる
2011年8月、マンハッタン区にあるペンシルベニア駅のプラットフォームで、男性が心臓麻痺のため死亡した。警察が身元確認のため男性のかばんを開けると、中には現金18万ドルが入っていた—。
死亡した男性は、ボストン在住のウィリアム・コイマンさん(75歳)と判明。コイマンさんはボストンからアムトラックで同駅に到着したところだった。連邦警察は、この現金が麻薬取引に関係する疑いがあると判断し、同局で保管することに決定した。コイマンさんは、1950年代から違法薬物所持や窃盗などの罪で度々、刑務所に入った過去がある。
コイマンさんの息子は、この現金が家族のものであることを否定、さらに犯罪絡みの収益であると示唆した。だが、同氏の親戚ジョゼフ・バーグさんはコイマンさんがフィラデルフィアに本社を置く180エンターテインメントという会社の配達人をしており、ボストンからフィラデルフィアに現金を運んでいたと証言。今回の連邦政府の判断に納得がいかないとし、裁判の申し立てを行い、その現金が180エンターテインメントのものであると主張している。調べによると、バーグさんも過去に複数の銀行強盗事件で有罪となっており、警察は同氏が同社と親密な関わりがある可能性が高いとして慎重に調査している。
法廷は、現金の保管場所をまだ決定していない。18万ドルが果たして誰のものになるのか、多方面から注目が集まる。
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