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コーヒーで寿命が延びる可能性 心臓病などに有効と判明
一日数杯コーヒーを飲む習慣のある人は、全く飲まない人と比べ、寿命が若干延びるという研究データが、17日発売の米医療誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスンにより伝えられた。
同研究は、国立衛生研究所と米退職者協会(AARP)により1995年に開始された。被験者の85%が一日にコーヒーを2〜3杯飲む習慣があり、3.7%は6杯以上、そして10.4%はコーヒーを飲む習慣が全く無かった。
2008年までに死亡した被験者約5万2000人のうち、一日2〜3杯のコーヒーを飲む人は全く飲まない人に比べ、同年齢で10%〜13%死亡率が低く、一日1杯飲む人の死亡率は、全く飲まない人に比べ5%〜6%低かった。また、4〜5杯飲む女性の死亡率は、全く飲まない人に比べ16%低かった。
コーヒーとがんの関係は解明されていないが、コーヒーが心臓病や呼吸器系の疾患、脳卒中や糖尿病による死亡率を下げることが判明。さらに、コーヒーを作る際に使われるフィルターは、悪玉コレステロール値を上げる物質を除去する働きがあるため、フィルターを使って抽出したコーヒーが体に良いことも明らかとなった。
同調査の被験者は、ニュージャージー州を含む全米8州に住む50歳〜71歳のAARPメンバー約40万人で、いずれも心臓病やがんを患っていないこと、そして過食傾向やダイエット中ではないことが条件だった。
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