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ニューヨーク市内を走るタクシー(通称イエローキャブ)の料金が17%値上げされてから4カ月が経過し、市民のタクシー利用率に変化はないものの、チップ額が減少している傾向にあるようだ。
ニューヨーク市タクシー・リムジン委員会(TLC)がこのほど集計したチップ額に関する分析データによると、クレジットカード支払いをした乗客は2009年秋には乗車料金の平均20%以上のチップを支払っていたのに対し、最近は平均15.5%にまで低下していることが判明した。
ブルックリン区フラットブッシュ在住のタクシー運転手、クリシュナ・スクナナンさん(27歳)はチップの減額傾向について、「乗客は料金の値上げに不満を持っているため」と分析する。しかし、TLCのデビッド・ヤスキー委員長は、チップ額自体は2.12ドルから2.29ドルへ増加しているため、乗客に不満があるわけではなく、料金が大幅に値上がりした分、チップ比率が低下したのみ、という見解を示している。
また、州タクシー運転手連盟のバイラヴィ・デサイ会長は、クレジットカード使用率の上昇が関係していると考え、「現金支払いの場合、乗客は運転手と目を合わせる必要があるため、より多くのチップを渡す必要があるという気持ちにさせられるが、カード支払いなら機械にカードを通すだけで会計が済むため、チップの額が自動的に下がってしまうのでは」と述べた。
会計をクレジットカードで済ます割合は、2010年は38.7%だったが、11年は44.1%、12年には49.9%にまで上昇している。
一方、乗客の中には値上げ前の合計料金より多く払いたくないためチップを減らすという意見や、いかなる場合もチップは1ドルと決めている、という意見も聞かれる。
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