女子中学生が級友の殺害予告 NJ州当局「事態重く受け止める」

 ニュージャージー州パターソン市内の公立中学校(PS27)に通う女子生徒2人が、動画投稿サイト「ユーチューブ」に同級生の殺害を予告する動画を投稿したとして、停学処分を受けた。同州教育委員会は「事態を重く受け止める」とし、今後、女子生徒らが起訴される可能性もあると示唆した。

 同校関係者によると、約20分の動画には女子生徒のうちの1人が登場し、10〜12人の同級生と同校の教員らの名前を読み上げ、それぞれに対しての殺害理由や具体的な殺害方法を宣言。また動画では、殺害する際に使用するための道具をすでに購入済みであると語っている。もう一人の女子生徒は画面には映っていないが、制作に関与しているとのこと。

 調べによると、教育当局が問題となった動画を発見する前にも、女子生徒が作文の授業中にある女子生徒の名前を読み上げ、「殺したい」と明言していた。「殺したい」と直接言われた女子生徒が母親にその旨を伝え、母親が学校に通告したことがきっかけとなり、一連の事実が明るみに出た。現在、同動画はユーチューブより削除されている。