犯罪に使用された銃の90%は州外から


 米アルコール・煙草・火器および爆発物取締局のデータに基づき作成されたこの報告書によれば、2011年に犯罪に使用された他州から流入した銃の数は2186丁で、10年の1994丁に比べ9.6%も増加した。
 そのうち最も流入が多かったのはバージニア州からで、11年には322丁が確認された。以下、ノースカロライナ、サウスカロライナ、ペンシルべニア、ジョージアからの流入が目立った。これら南部の州は比較的に銃規制が緩く、基本的には厳しい身元調査なしで銃器を購入することができる。
 違法銃器の取締厳罰化を唱う全米市長連合の共同議長を務めるブルームバーグ氏は、「他州の緩い銃規制法がニューヨーク市民の安全を脅かしている」として、全米規模での厳しい銃規制法が必要であることを訴えた。