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バーニーズやメイシーズなど、ニューヨーク市の複数の有名高級百貨店で、「警備員や警官から人種に基づく捜査(レイシャル・プロファイリング)を受けた」という苦情が相次いでいる。これについてニューヨーク州のエリック・シュナイダーマン司法長官は記者会見を行い、「問題が起きている小売店の警備方針について見直しを行うほか、店舗警備員とニューヨーク市警察局(NYPD)との関係性についても調査する」と述べた。
マンハッタン区マディソン街にある百貨店バーニーズでは、「高額な商品を購入後、NYPDの捜査官から職務質問を受け、不正なデビットカードを使った疑いをかけられた」という訴えが黒人買い物客らから相次ぎ、このうちトレイオン・クリスチャンさん(19歳)はすでに同店とNYPDを提訴している。
「正当に買い物をしたのに、退店後に路上で警官に呼び止められて警察署に連行され、2時間にわたる取り調べを受けた」とするクリスチャンさんの訴えについてNYPDは、バーニーズ職員から連絡を受け捜査に当たったと主張。しかし店側はこれを否定しており、「NYPDの職務質問には関与していない」と反論している。
また情報筋によれば、メイシーズについても黒人客から同様の苦情が州司法当局に約10件寄せられているという。同百貨店は2005年にも人種差別的な警備方針が問題となり、司法当局との間で方針を改める内容に合意していた。
シュナイダーマン長官は今回の調査について、バーニーズとメイシーズの両社を対象とする旨を明言している。
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