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ニューヨーク市のジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港に、パスポートと写真を自動でスキャンするだけで米国へ再入国できるという新システムが導入された。米国の市民権保持者が対象。
米税関・国境警備局によると、この新システムの導入により、これまで20〜40分かかっていた再入国審査の待ち時間が35%短縮できるという。
自動化された再入国審査カウンターは、航空会社の自動チェックイン機に類似したシステムで、旅行者はスクリーンに映し出される指示に従ってパスポートをスキャンし、質問に答えた後、撮影機能を使って自分の顔写真を撮影する。その後、コンピューターから発行される顔写真入りの受領書を通関職員に手渡して質問に答える。
これにより、利用者は待ち時間が短縮されるほか、通関フォームへの氏名、パスポート番号、住所などの記入が省略できることになる。
税関・国境警備局のマカリーナン副局長は18日会見を開き、「新システムの導入により、職員は“旅行者”により注意を払うことが可能となる」と説明した。
実際の利用者からは、「待ち時間が半分になった」「とても使いやすく、簡単に手続きができた」とすでに好評を得ている。
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