ホールフーズが上位 衛生環境の悪い食料品店

 ニューヨーク州農業市場局が行う食品店の衛生検査結果がこのほど発表され、衛生環境の良くない食料品店のランキングで、高級オーガニック食材を扱う「ホールフーズ」のコロンバスサークル店がワースト3位となったと、ニュースサイトのニューヨークワールドが伝えている。
 同サイトでは衛生検査結果を毎年分析し、「市内でもっとも不衛生な食料品店」のランキングを掲載している。今回発表されたのは、2012年7月〜13年7月までの検査結果を分析したもの。
 記事によれば、ホールフーズのコロンバスサークル店は「古い肉片がこびりついた挽き肉機」「ねずみの糞が落ちているベーカリー部および商品搬入場所」など、12件の悪質な違反が報告されている。その他、ブロンクス区のパイオニア・スーパーマーケットが13件の違反で2位に、ブルックリンハイツのガーデン・オブ・エデンが20件で1位となった。どちらも違反内容には、ホールフーズ同様にねずみの糞や不衛生な食品処理環境が挙げられている。
 一方、市内でもっとも衛生管理の行き届いている食料品店はトレーダー・ジョーズで、中でも6番街店は08年以来、報告された違反はわずか1件に留まっている。
 同サイトによれば、市内全体の違反件数は08年の1100件から12年には597件と、過去数年で大幅に減少している。