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2007年にイタリアで起きたペルージャ英国人留学生殺害事件の差し戻し審で、伊フェレンツェの裁判所は1月30日、当時、被害者のルームメイトだった米国人女性と、その元交際相手のイタリア人男性を有罪とする判決を下した。
交換留学生として同国に居住していた英国人のメレディス・カーチャーさん(当時21歳)は同年11月、米国人留学生のアマンダ・ノックス被告(26歳)とシェアしていたアパートの寝室で、半裸で喉をかき切られた状態で死亡していた。ノックス被告と元交際相手のラファエル・ソレシト被告は09年、殺人および性的暴行罪で有罪判決を受けたが、弁護側はこの判決を不服として控訴。11年の控訴審では逆転無罪となり、ノックス被告は米国に帰国した。
伊最高裁は13年3月、2人を無罪とした二審判決を無効とし、審理のやり直しを命じた。30日の判決で、ノックス被告は禁固28年6月、ソレシト被告は禁固25年の有罪判決が確定した。
裁判を欠席した被告は、予想外の判決に動揺した様子で、テレビ番組のインタビューに「自ら進んでイタリアに戻る気はない。最後まで戦い続ける」と身柄引き渡し要求には応じない姿勢を見せ、伊司法制度の欠陥を指摘した。米国の法律では、一事不再理の原則により、同一の罪について2度裁くことを禁じている。
同事件は、ノックス被告の容姿から「美しき殺人犯」を巡る凶悪事件として、全世界で大々的に報じられている。
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