公園とビーチでの喫煙禁止に NJ州、NY州に続き法案検討


 ニュージャージー州議会観光賭博委員会は20日に開かれた公聴会で、州内のすべての公共の公園および海水浴場での喫煙を禁止する法案について取り上げた。法案は今後、総議会へと持ち込まれるが、投票の日程は未定。
 これには違反者への罰金に関する条項も含まれており、初犯の場合は250ドル、2回目は500ドル、3回目以降はその都度1000ドルが科される。これらの施設に併設される駐車場での喫煙は、禁止の対象とはならない。
 同州ではすでに、スモークフリー・エアー法により、学校主催の活動が行われている場所での喫煙は禁止されている。法案発案者のバーゲン郡選出民主党州議会下院議員バレリー・バイニエリ・ハトル氏は、これらの場での喫煙を禁止することで「ごみや火災の原因が減り、非喫煙者が副流煙にさらされる危険性もなくなる」と指摘。「公共衛生の利益となる法案を成立させるべき」だと主張している。
 同法案が可決されるには、州健康観光保護局による規定の策定が必要となる。ニューヨーク市をはじめ、全米の多くの都市では公園や海水浴場での喫煙をすでに禁止しており、ニュージャージー州でも14の市町村が海水浴場を、107の市町村が公園での喫煙を禁止する条例をそれぞれ導入している。