2014年7月17日 NEWS

急成長の音楽配信サービス グーグルが買収 

 検索エンジンおよびインターネット関連サービス大手グーグル(Google)は1日、ストリーミング型無料音楽配信サービスを提供する「ソングザ(Songza)」を買収したと発表した。これにより同社は、急成長を続けているオンラインミュージック産業において、より大きな役割を担うことになる。
 4年前に設立された同サービスは利用者の行動や好みに合ったプレイリストを作成し、楽曲を配信するサービスが特徴で、既存のメンバーにはこれまで通りのサービスを継続する予定。同社は昨年からすでにストリーミング方式の音楽配信サービスをグーグルプレー内に立ち上げており、ソングザの特徴やサービス形態を既存のサービスに統合して行く方法を模索していくという。同社は買収価格などの取引条件を明らかにしていないが、地元紙ニューヨーク・ポストが入手した情報によると、「グーグルは1500万ドルの買収全額をソングザに提示していた」という。
 5月にはアップルがビーツ・エレクトロニクスを30億ドルで買収したほか、アマゾンが6月には音楽配信サービス、プライムミュージックを開始している。
 近年、パンドラ・メディアやスポティファイなどのストリーミング型音楽配信サービスの人気が高まっている影響で、デジタルミュージックのダウンロード数は減少しているという。

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