嗜好用大麻合法化支持わずか35% 合法化後も大多数が「吸わない」

 コネチカット州クイニピアック大学が22日に発表した世論調査によると、ニューヨーク州で暮らす回答者1034人のうち、嗜好品としての大麻合法化を支持するのはわずか35%という結果が出た。
 同州の調査回答者の44%は、医療用としての合法化のみ支持すると回答、19%はいかなる用途でも大麻を合法化することには反対だと答えた。回答者の62%は、たとえ嗜好用大麻が同州で合法化されても使用することはないと答え、必ず使用すると答えたのは、わずか4%だった。
 男女別では、男性の43%が嗜好用大麻の合法化を支持しているが、女性の支持者はわずか27%。年齢別でみると、18~34歳の43%、35~54歳の40%、56歳以上の29%が支持すると答えており、年齢が低いほど支持率が高くなる傾向が見られた。
 政党別では、共和党員の21%、民主党員の37%、無所属の39%が支持すると回答。同州ではすでに合法となっている医療用大麻に限定した合法化については、男性の34%、女性の53%が賛成し、政党別では、共和党と民主党は共に46%、無所属の43%が支持すると答えた。
 また17%が大麻吸引の経験がある州知事候補者には投票しないだろうと答え、4%が吸引経験がある候補者に投票すると回答。圧倒的多数の77%が過去の使用は問題にならないと答えていた。