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今月18日に発表された国勢調査によると、ニュージャージー州は貧困状態で暮らす人数と貧困率がともに上昇し、全米で貧困率が上がった3つの州のうちの1つになったことが分かった。同州以外ではニューメキシコ州とワシントン州で上昇し、そのほかの州ではほぼ横ばいだった。
2006年以来初めて全米平均値がわずかながら減少したものの、同州の貧困率は2012年の10.8%から昨年度は11.4%となった。貧困状態で暮らす人の数も、93万4942人から99万8549人へと増加している。ただし貧困率の全米平均は15.8%で、同州の数値はこれより低い。
同州では昨年度、失業率が下がったことから貧困率が上がることは予想されていなかった。これについて、低所得者に無償で法律相談を行うリーガルサービス・オブ・ニュージャージーのメルビル・ミラー氏は「就職できても低賃金のため貧困状態から抜け出せない人が多数いるのではないか」と述べている。
また同州ではフードスタンプの受給者数やフォークロージャー(住宅が銀行に差押えられること)件数が増加しているという。
貧困率を郡別にみると、カンバーランド郡がもっとも高く20.6%、続いてハドソン郡、セイラム郡となっている。
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