トップモデルがバスにはねられ脳死


 ルーズベルト島で先週、自転車に乗っていたスウェーデン人のモデル、アンナ・マリア・モストロームさん(29)がバスにひかれ、脳死状態に陥っているという。
 モストロームさんは8日、島内にある自宅へ帰宅するため大通りを自転車で走っていたところ、左折してきた南行きのレッドバスサービスのバスにひかれ転倒し、頭部に重傷を負った。ワイル・コーネル・メディカル・センターに搬送されたモストロームさんは、2度の手術を受けたが結果は思わしくなく、現在は危篤状態にあるという。
 モストロームさんの父親ロニーさんがスウェーデンの新聞に語ったところによると、医師から「回復の見込みはない」と伝えられたという。家族は、他人の役に立てるようにと、モストロームさんの臓器を提供する準備を進めているという。
 モストロームさんは、人気テレビ番組「トップモデル」のスカンジナビア版に2005年に出演しモデルとしてデビューした。ニューヨーク市に暮らし始めてから2年になるというが、今後はモデルを辞め、創造的な活動を始めようと準備段階にあったという。
 レッドバスサービスは島内を巡回するバスで、バスの運転手(51)は事故後、現場に残って取り調べを受けたが罪に問われていない。