高校教師が女生徒たちに性的虐待 何をやっても続かぬ、未熟者

 生徒から人気のあったブルックリン区の高校教師がこのほど、女生徒への性的虐待などで起訴された。
 ブルックリン工業高校で航空宇宙学と物理学の教師として5年間勤務しているショーン・シャイナック被告(44)は、3年間にわたり7人の10代の女生徒を虐待したとされている。
 36件の容疑には、性的虐待、強制的な接触、誘拐、児童を危険にさらした罪、わいせつ文書の配布などが含まれる。7日に行われた罪状認否で同被告は無罪を主張しており、裁判所への次の出頭日は、11月25日が予定されている。
 同被告は、高校生の頃から非常に多才で優れており、将来が期待される生徒だったが、何をやっても続かず大学を2度中退し、パイロットとしての職も辞め、自分の子供の母親である女性との関係も続かなかったという。
 学校でも高校生のように振る舞っており、古い制服を着用し、若者の流行り言葉を使い、生徒たちに自分のことを「シャイシャイ」と呼ばせていた。
 昨年、同校から転校した女生徒によると、同被告は「大人のからだを持った十代の子供のようだった」といい、「不適切なことを適切なことのようにごまかすのがうまかった」と語った。同校は一流の公立校で知られており、ビル・デ・ブラシオ市長の長男ダンテさんも通っている。