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ニューヨーク州都市交通局(MTA)は先月29日、来年実施予定の地下鉄・バスの運賃および通行料の値上げにつき、公聴会を開催する計画であると発表した。MTAは今後2週間にわたり、市内およびMTAがサービスを提供する周辺の地域において、公聴会についての公示を行う。公聴会は、12月を通して各地で行われる予定。
MTAはこれまで、物価の上昇に合わせ2年に1回の頻度で4%の値上げを行っているが、来年の値上げ率については、今年の売上収益見込みにより決定される。MTAの最近の財務計画によると、2年間で4%の値上げを実現するためには、来年3月の値上げ時に2億3500万ドル、2016年に2億8600万ドルの値上げを行う必要があり、さらに2017年には2億4800万ドル、2018年には3億100万ドルの値上げと2年間で6億ドル近い値上げによる収益が見込める。公聴会では、MTAの収益予測に見合うための値上げ方法の選択肢につき、利用者への説明が行われる。2013年の値上げ時には、30日間有効の乗り放題メトロカードを112ドルに、7日間有効の乗り放題カードは30ドルとそれぞれ8ドルの値上げを行い、5ドル以上購入した場合のボーナスを7%から5%へと削減、基本運賃を2.25ドルから2.50ドルに値上げしている。
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