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ニューヨーク市を拠点とする米シンクタンク「センター・フォー・アン・アーバン・フューチャー(CUF)」が10日に発表した最新の報告書によると、ニューヨーク市でフリーランサーや企業家などの自営業者の数が急増しているという。
同報告書によると、市の自営業に分類される労働者人口は25万人で、2000年から31%増加している。この背景には、大企業による人員削減など、厳しい雇用市場が反映しているものと考えられる。
フリーランスの経済ジャーナリスト、リディア・ディッシュマンさんは、「ワイファイやスカイプ、インターネットを利用したテレビ会議ソフトウェアなどの技術のおかげで、現代はこれまでになく遠隔地で仕事が行える時代になった」と、技術の発展を自営業者数増加の一因として挙げている。地域別では、ブロンクス区での自営業者の増加がもっとも大きく、マンハッタン区では反対に、同時期の自営業者の数は減少している。一方、自営業者がもっとも多く住む地域はブルックリン区で、7万2503人の自営業者が暮らしている。
CUF事務局長のジョナサン・ボウルス氏は、「どこからでも仕事ができるようになったため、質の高い生活ができ、創造的なコミュニティーである同区で暮らし始める人が増えたのでは」と考察している。
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