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10年ほど前から歩道を徐々に飲み込むようになったハーレムの路上陥没穴に対し、住民が申し立てた苦情が市に聞き入れられず、放置される問題が起きている。
ハーレム138丁目の通りは、陥没穴が下水口に繋がっているとみられており、多くの住民が市に早急な対策を訴えているが、苦情が聞き入れられるようすはまったくなく、複数回苦情を申し立てた住民が反対に警察から注意を受ける事態に陥っている。
2011年よりこの通りに住んでいるというステファニー・ファクターさんは7月21日、市に対し陥落穴の検証を願い出たが、22日になって反対に自身の家の前の歩道が傾いている、また歩道にかかる木が危険を及ぼすと指摘を受け、それらを直すよう命じられた。この陥落穴問題は長年指摘されていることで、1980年より同じ通りに住んでいるというロイス・ペニーさんは2001年当時、「この通りはいずれ崩れる」と話していた。彼女もまた市に対し苦情を申し立てたが、突きつけられたのは警察からの注意だったという。
市が真剣にこの陥落穴問題と向き合うようすはなく、今のところ施された処理は簡単なアスファルト補強と穴を一時的に封鎖するマンホールの設置だけだ。住民の多くは「問題解決には至ってない」と不満をあらわにしているが、市は検査官を近々派遣するとしている。
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