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ニューヨーク市の最大手ビール卸売業者2社が合併する計画であることを受け、これを懸念した小規模卸売業者や個人商店のオーナーが、連邦政府に両社の合併阻止を求めて声をあげている。
ブロンクス区、クイーンズ区、ロングアイランド及びハドソン・バレーに営業所を構える大手卸売業者マンハッタン・ビールと、ブルックリン区に本拠地を置くフェニックス/ビーハイブは、2015年初めに合併する計画であることを今年10月に発表した。
マンハッタン・ビールは、ブルームーンやコロナ、サミュエル・アダムス、モデロなどを取り扱い、フェニックス/ビーハイブは、ハイネケン、プレジデンテ、ブルックリン・ブルワリーなどを流通する業界最大手だ。
小規模小売店擁護団体のボッデガアソシエーションは、「ビール市場の独占が広まることは、独立系の小規模ビール卸業者や1万3000軒のデリなどの個人商店の存続を脅かす」と、合併について批判している。
ブルックリン区にある小規模卸売業者の経営者は、「我々のような零細企業は既にどんどん倒産している。太刀打ちするのも難しい状態だ」と意気消沈している。
マンハッタン区のデリ経営者の反応はさまざまだが、ビールの値段が上がって客足が遠のくことを懸念する声も聞かれた。
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