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女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが監督を務め、25日に全米公開予定の「アンブロークン(原題)」に関し、映画で描かれている詳細や記述は本当に正しいのかという内容の記事が21日、ニューヨーク・ポスト紙で掲載された。
同紙では「夏の太平洋の海上で水と食べ物なしに1週間も生き残れるか」、映画のポスターにも使われているシーンの「虐待された状態で6フィートもの木の棒を37分も頭上に持ち続けることは可能か」などの疑問とともに、米軍に対拷問訓練などを行なっている専門家の「気温や木の実際の重さによる」などのコメントを紹介している。
映画「アンブロークン」は、第2次世界大戦時に旧日本軍の捕虜となった元陸上競技オリンピック選手で米軍人のルイス・ザンペリーニさんの体験を、女性作家のローラ・ヒレンブランドさんが描いたノンフィクション小説が原作となっている。原作は、捕虜収容所での旧日本軍による残虐な虐待行為の描写やザンペリーニさんが尊厳をもって生きていく姿が広く支持を得て話題となり、異例のロングセラーとなった。
ザンペリーニさんは今年の7月に97歳で亡くなっており、ザンペリーニさんの誇りと勇気と“不屈”の精神を疑う者はいないものの、あまりの過酷な状況に記憶違いの可能性があるのでは、という話題も持ち上がっているという。
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