ルームメートをハンマーで殺害、アストリア

 クイーンズ区で、ルームメイトの弁護士をハンマーで殺害した男(18)が13日、第2級殺人罪および武器不法所持で起訴された。同区アストリアにある高級アパート「エクソ」に住む弁護士ジェシー・スミスさん(当時29)の部下で、パラリーガルとして仕事を手伝い、アパートをシェアしていたクエンティン・コポビアンコ被告は12日、金銭をめぐりスミスさんと口論となり、ハンマーで殺害した疑いがもたれていた。同日午後3時30分ごろ、通報により駆けつけた警官が、頭部を殴打され意識不明のスミスさんを見つけ、同被告を警察へ連行した。凶器として使用されたハンマーとショットガンが現場で見つかっている。スミスさんは、搬送先のエルムハースト総合病院で死亡が確認された。

 同被告は昨年、ナッソー郡グレン・ヘッドのノース・ショア高校卒業後、セント・ジョンズ大学商学部に通いながら、10月からスミスさんの元で働き始めた。
 世界最大級のビジネス特化型ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のLinkedInに登録されている同被告のアカウントによると、職務内容は「広範囲の調査および進行中の訴訟のアドバイス」だったという。
 スミスさんの以前の恋人によると、同被告はスミスさんに借金があり、そのことで口論していたことがあると証言している。
 救命治療にあたった外科医によると、同被告は最低5、6回スミスさんの頭部をハンマーで殴打したもよう。