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ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は9日、歩行者や自転車が後車輪に巻き込まれるのを防ぐパイプ状の保護装置、サイドガードをニューヨーク市が運営するトラックに取り付けることを発表した。
これは同市長によって進められている交通事故撲滅計画、「ビジョン・ゼロ」の一環で、ゴミ収集車や除雪車など、市によって管理されているトラックおよそ240台の前輪および後輪の間に保護装置を付ける取り組み。試験運転の際は4734台に及ぶ市営トラックに設置される見通し。
ニューヨーク市では昨年23件のトラック事故が起きており、今年に入って既に歩行者と自転車に乗っていた人が1人ずつトラックと接触し、死亡している。「サイドガードを付けることで少しでもニューヨーク市を歩行者にとって安全な街にできたら」とデ・ブラジオ市長が語るように、取り付け工事は早急に行われ、2月下旬までには18台のトラックに保護ガードが設置される予定。
費用は75万ドルにのぼるが、ボストンやメイン州などでは既に取り入れられており、効果が認められているため、「サイドガードを取り付けることで交通事故が減少し、この取り組みがニューヨーク市以外でも広がって行くことを期待している」と交通局のポール・ステーリー・ホワイト氏は話している。
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