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マンハッタン区ミッドタウンウエストのジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センター で8日、今年で22回目となるニューヨーク・インターナショナル・レストラン&フードサービス・ショーが幕開けとなった。10日までの3日間限定開催。
東海岸で最大級の規模を誇る食品・飲料の専門展示会には500を超えるベンダーが出店し、およそ1万6000人の飲食業界のプロたちが商品、サービス、設備を紹介またはサンプリングする。食品・飲料はもちろん、ユニフォームやショーケースからフードトラックまで飲食に関わるほぼすべての分野が集結し、米国フード産業でのシェア拡大を狙うブランドが所狭しと並んだ。
今年も国名で括られたパビリオンでは唯一となる「ジャパン・パビリオン」が設けられ、酒、日本茶、そばに加え、デモンストレーションのテーマである“うまみ”に関連し鰹節やダシも並んだ。「ウマミ・パビリオン(JRO主催)」と名づけられたデモンストレーションでは、有名店のシェフによる和牛やそば、また抹茶などについてのレクチャーと試食が行われ、来場客の関心を集めた。寿司やラーメンといった“食事”としての日本食の認知度が高まる中、日本食の美味しさの素となるうまみにも少しずつ注目が集まっているようすがうかがえた。
また、引き続き人気の高いクラフトビールやワイン、チーズ、ハチミツといったメイド・イン・ニューヨークの食品も多数見受けられた。
自治体国際化協会ニューヨーク事務所の吉川幸男氏は、ふるさと島根県松江市に本社のある中浦食品の菓子を振る舞い、「ニューヨークの有名レストランとコラボレーションして作った菓子など、見た目のかわいらしさも相まって評判は上々のようだ」と感想を述べた。
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