かつて“ただの石”を売り巨万の富を築いた男がいた。その名はゲイリー・ダール。「ペット・ロック」の発案者、と聞けばご存知の人も多いかもしれない。この商品は1975年のクリスマスに小売店を席巻したビッグヒット商品で、日本では77年(昭和52年)にトミー(現・タカラトミー)から発売され話題となった。しかし、一気に流行った分、飽きられるのも早かったようで、米国内では翌年2月には販売停止となったが、ダールさんはわずか半年で500万個の“仕入れ値ただの石”を売り数千万ドルを稼いだという。
商品開発に至った経緯については、「ペットを飼うには手間も金もかかる」とボヤく友人の言葉をヒントに石をペットとして可愛がる商品を思いついたと述べている。値段は3・95ドルで、商品内容はペットロック本体(メキシコのビーチで拾った卵型の石)に、ロックが息苦しくならないように通気口があるキャリーケース、寝床となるワラと首輪用の麻ひも、飼い方のマニュアル、そして血統書までがセットになっている。マニュアルには「待て」や「伏せ」などの訓練のハウトゥーまで書いてあるほどのマニアックぶりだ。「人々は日々の生活に退屈している。ペット・ロックは、人生に飽きている人たちを空想旅行に連れて行くための装置」だと、ダールさんは75年に行われたピープル・マガジンのインタビューに対し語っている。
そして先月23日、ダール氏は78歳で死去した。米紙ニューヨーク・タイムズの死亡記事によると、生前はペット・ロックで得た利益で酒場と帆船仲介業を営んでいたという。
世の中、何が売れるかわからない! さあ、街に出てお宝になりそうな物を探しに行こう。“ガラクタ”だと思っていたものが、ビッグヒット商品になるかどうかはアナタのアイデア次第?
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