ミネソタ州ミネアポリスで市民2人が米移民関税執行局(ICE)の捜査員に相次いで射殺された事件をきっかけにアメリカ最大の聖域都市の一つであるニューヨーク市でも市民の間で不安が高まっている。SNSではICEが路上で女性を連行する様子を捉えた動画や、ニューヨークのさまざまな場所でICEが目撃されたとして注意を促す情報が出回っている。

ICEの活動は予告なしに行われることが多いが、ニューヨーク市内では地域アラート、警報アプリ、私服警官や国土安全保障省(DHS)/ICEのロゴが入った車両の観察を通じて捜査官が近くにいるかどうかを事前に知る方法がある。「いざというときに」身を守る方法を次に紹介する。

リアルタイム報告アプリ
ユーザーが捜査官の目撃情報を報告できるようにすることで、早期警報システムとして機能
・ICEBlock ユーザーが地図上でICE捜査官の位置をピン留めできるクラウドソーシングプラットフォーム。半径5マイル以内の他のユーザーにプッシュ通知を送信する。
・Coqui 移民取締り情報のリアルタイム共有と「安全な場所」の特定に利用される無料の匿名アプリ。
・Deportation Tracker 強制送還・移民取締り活動の現場情報をリアルタイムで提供するオンラインツール。
・Notifica 法執行機関との接触が発生した場合、緊急連絡先や法的支援者に即時通報する「ヘルプボタン」を備えたモバイルアプリ。
コミュニティー&ソーシャルメディア監視
地域の活動家や団体は、SNSやメッセージングプラットフォームを活用し、ニューヨーク市内5区全域での活動を追跡している
・ICE Watch NYC ICEの目撃情報を追跡し、活動報告を調査。Instagramのダイレクトメッセージで連絡可能。
緊急通報ホットライン
強制捜査のリアルタイム通報・確認用ホットラインを提供
・ニューヨーク州新移民支援局(ONA)(1-800-566-7636)
・ニューヨーク/ニュージャージー緊急対応ネットワーク(1800-308-0878)
ローテク警報
サンセットパークなどの一部地域では、活動家が笛を使ってICEの存在を合図している。目撃時は短く、逮捕時は長く吹く。
*ICEに遭遇した際の対策は、本紙2025年12月17日号掲載の記事を参照
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