大塚 洋一(Gulliver USA) 車の豆知識 第34回 リモコン電池の交換

 車の消耗品の中で忘れがちなのが、キーリモコン(ドアロックリモコン)の電池です。一部の車種を除き、ほとんどの車のリモコンには電池が内蔵されており、この電池が消耗すると当然リモコンが効かなくなります。電池が無くなったら交換すれば良いのですが、テレビのリモコンの電池は交換したことがあるけれど、車のキーリモコンの電池は交換はしたことが無い人が多いのではないでしょうか?
 車関係のことは難しくて間違って壊してしまったら大変!と、なるべく触りたくないという人もいると思いますが、キーリモコンの電池交換は意外と簡単なので、自分で交換することができます。
 テレビのリモコンは単三電池や単四電池が主流ですので馴染みのある電池ですね。車のキーリモコンの電池はほとんどの場合がボタン電池を使用しています。(ちなみに、古いタイプには珍しい単五電池を使用しているものもあります。)
 交換する際はリモコンの蓋を開けますが、これもテレビのリモコンに比べて小さいというだけで、さほど変わりありません。
◆蓋を開ける際に、小さなネジがついているタイプとネジの無いタイプがあります。
①ネジの無いタイプはサイド部分のどこかに必ず、コインやマイナスドライバーを差し込む隙間があるので、そこから蓋を開けます。ネジのあるタイプは眼鏡用の小さなプラスドライバーでネジを外し、蓋を開けます。
◆蓋を開けるとすぐにボタン電池が見えるタイプと、中にもう一段階リモコンユニットが入っているタイプがあります。
②リモコンユニットのタイプはさらに分解が必要ですが、このユニットはネジが無いので素手または小さいマイナスドライバーで簡単に開けられます。
◆ボタン電池を交換する行程では、ボタン電池を取り出す前に必ずプラスとマイナスの向き(表裏)を確認してください。
③プラスマイナスの向き(表裏)は電池本体の片面に+と記載されています(−面は記載なし)。これを確認した後、電池を外します。
④電池本体に電池の型番(例:CR2016、CR1616 など)が記載されていますので、これと同じ電池に交換します。※ボタン電池は一部の珍しいタイプを除き、薬局やRadio Shack で購入できます。
⑤電池を交換したら、分解した手順と逆の行程で組み立てて完了です。
 ※中には、リモコンの電池を交換しなくても良いタイプ(BMW)や、分解方法が困難なものもありますので、上記①に当てはまらないタイプのリモコンは無理に交換しようとせずに、当店かお近くのディーラーまでお持ち込みください。

otsuka2
プロフィール
大塚 洋一
2004年に(株)ガリバーインターナショナル入社。対企業向けのコンサルティング営業部スーパーバイザーを経て、06年に直営店舗事業部へ転属。日米で店長を経験し、現在に至る。豊富な知識と丁寧な接客に定評あり。緊急時や時間外も対応で心強い。
ガリバーNY支店
2423 Central Park Ave, Yonkers, NY 10710
1-888-629-6587
www.gulliverusa.net