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ニューヨーク州の都市交通局(MTA)がこのほど発表した統計によると、ニューヨーク市でのバス利用者数が急激に減少しているという。
エーエム・ニューヨークによると、平日1日あたりの平均バス利用者数が220万人だった2009年と比較すると、昨年の同利用者数は16万2385人減少していた。バス利用者数の大幅な減少は、マンハッタン区とブルックリン区で顕著にみられ、クイーンズ区では穏やかな減少だった。一方、ブロンクス区とスタテン島ではわずかな増加がみられたという。
専用レーンや乗車前運賃支払いシステム、乗降口の増加など、迅速化を目的として開始されたバスも利用者数が減少し、10年10月に導入された1および2番街を運行するM15バスの昨年の平日1日あたりの平均利用者数は、13年から8.7%減少した4万9597人で、1日平均5万5859人が利用した11年と比較するとおよそ6300人減少していた。
利用者数減少の要因として、工事などによる交通渋滞や運賃の値上げが考えられる。バス利用者からは、「2、3台のバスが同時に来る時がある。もっと安定したサービスを求める」や「歩いた方が早いと感じる時がある」などの声が聞かれる。
バス利用者の減少とは対象的に、市では地下鉄の利用者数が記録的に伸びている。
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