2015年6月22日 NEWS

2大公園で車両一部通行禁止に 公園を安全な場所へ

 ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長は18日、公園で楽しむ人々の安全を確保するため、マンハッタン区のセントラルパークおよびブルックリン区のプロスペクトパークの一部道路への車両の進入を禁止すると発表した。
 今月29日からセントラルパークの72丁目より北の車道を、また7月6日からプロスペクトパークのウエストドライブを閉鎖し、自動車やSUV、オートバイなどの出入りを禁止する。
 デ・ブラシオ市長は市議会議員に就任した当初から、10年以上にわたり公園への車両の進入禁止に取り組んできた。また擁護団体も長年にわたり、この問題を訴えていた。
 市は公園内のすべての道路を閉鎖するわけではなく、セントラルパークを横断する4本の道路およびイーストドライブでは平日午前7〜9時までの間に車両の通行が許可される。
 デ・ブラシオ市長は、車両進入禁止が開始されれば、セントラルパークとプロスペクトパークでは1899年以来園内を通行する車両の数がもっとも少なくなるとしている。
 市交通局は、セントラルパーク内の車道を走る車の渋滞を解消するために、信号機の時間調整、5番街を走るエクスプレスバスの本数を増やすなどの対応を予定している。

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