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デイリー・ニュースなどがスポンサーを務め、毎年ニューヨーク市内の教育関係者を表彰する「ホームタウンヒーローズ・イン・エデュケーション」では、今年も市民からの推薦を受け付けている。クイーンズ区のイマキュレート・コンセプションスクールで5、6年生に歴史を教えるカール・バレナスさんも、その候補者のひとりだ。
歴史の面白さを伝えるには生徒が主体となって学ぶべきだと考えるバレナスさんは、実物大のミイラ作りや自宅の庭で狩猟採集民族の暮らしを再現するといった、ユニークな体験学習の機会を生徒たちに与えている。
校内のアクイナス・オーナーソサエティ(優秀な生徒が加入する会)では指導する生徒らのプロジェクトが実を結び、3冊の本が出版にこぎつけた。これについてバレナスさんは「生徒がいずれ大学の面接で、自分が関わった本が国会図書館にあると語る日が来るのは素晴らしいことだ」とデイリー・ニュースの取材に答えている。
子どものころから歴史が大好きだったバレナスさんは、近所の友だちを集め、自分が教師役となって歴史の授業のまねごとをしていたといい、現在も変わらぬその情熱は生徒を指導する際の原動力となっている。
「ホームタウンヒーローズ」は専門家らで構成される審査委員会によって選ばれ、10月1日に授与式が行われる。
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