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3歳の息子が殺害されたのはニューヨーク市の責任であると訴えていた女性が、その報復に次男まで取り上げられたとして、児童サービス局(ACF)を相手取り750万ドル(約9億円)の損害賠償を求める訴えを起こす意向を明らかにした。
アシュレイ・ラミレスさんと夫のカーリーム・スモールズさんが夫婦喧嘩をした際、市は息子のポセイドン君を保護し、児童虐待歴のあるフェルナンド・イェンシとその妻でポセイドン君の父方の祖母にあたるマデリンさんのもとへ預けた。イェンシに暴行を加えられ意識を失ったポセイドン君は昨年11月15日、搬送先のリンカーン病院で死亡した。
同月25日、ラミレスさんは各メディアに、市の誤った対応が息子の死を招いたとして、市を提訴する意向であることを発表した。翌月ACFは、ラミレスさんとスモールズさんが30分家を空けた際、置き去りにされた次男のカーリーム君(2)が誤って染料を飲み込み病院に運ばれたとして、カーリーム君が危険な状態にあると裁判所に申し立てを行い、12月13日に両親のもとから連れ去った。
家庭裁判所はことし5月28日、カーリーム君は染料を飲んでおらず、両親が30分家を空けた証拠がないとしてACFの申し立てを棄却し、カーリーム君を両親のもとへ帰している。
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