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ニューヨーク市は9日、市でチェーン展開する飲食店に対し、塩分含有量が高いメニューに警告表示を義務付ける条例を可決したことを発表した。
このような規定が採用されるのは、全米で初となる。対象となる飲食店のメニューには12月1日以降、1日の塩分摂取量上限とされる2300ミリグラムを超えるナトリウムが使用された料理メニューの隣に、黒い三角形に囲まれた塩を入れる容器の警告アイコンが表示されることになる。対象となるのは、映画館や野球場の売店などを含む、全米に15以上の店舗を有するチェーンレストランで、違反した店には200ドルの罰金が科される。食事によるナトリウム摂取量の75%が、加工食品または外食によるものだといい、サンドイッチチェーン「クイズノズ(Quiznos)」のラージターキークラブは5820ミリグラム、ファミリーレストラン「ティー・ジー・アイ・フライデーズ(TGI Friday’s)」のハーフラックオブリブスは2420ミリグラムのナトリウムを含んでいるという。
市での死亡原因のトップである心臓疾患や、黒人およびラテン系の若年層の死亡率の高さは塩分の過剰摂取が原因であると考えられていることから、同条例の採用により市民の健康の改善が期待されている。
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