RELATED POST
リラックスしてフレンチを
ソーホーの6番街から一本脇道に入るとある、こぢんまりとしたレストラン「La Sirène(ラ・シレーヌ)」。ドアを開けると、天井には品のいいシャンデリアが。センスのいい木製テーブルとクラシックなビストロチェアに、やさしい光を灯したキャンドル。「フランスの家庭」をコンセプトにしたインテリアは、入った瞬間に心落ち着く温かみがある。
このレストランのスタイルは「French Semi Gastronomy」、すなわち〝リラックスして食べられるフランス料理〟だ。伝統的なフランス家庭料理のレシピを元に、オーナーシェフの、ディディエ・パウリッキーさんが現代風にアレンジした料理が提供される。
まずは前菜。「エスカルゴ(13・75ドル)」。フランス料理といえばエスカルゴだ。バターとガーリックのソースでローストされている。エスカルゴの身はもちろん、ニンニクの薫り高いソースをパンにつけて食べるのもまたおいしく、平らげた後は皿の上にはソース一滴と残らない。
次にメインディッシュ。「ウサギ肉と平茸のシチュー(28・75ドル)」は、あっさりとしたなかに旨味が詰まった味だ。フランス料理ではよく使われる〝ウサギ〟。柔らかく煮込まれた淡白なウサギ肉はシチューという料理方法ととっても相性がよいということがわかる一品だ。
最後にデザート。じつはパウリッキーさんはパティシエ(洋菓子職人)でもあり、デザートにも自信がある。そのパウリッキーさんおすすめなのが「フォンダンショコラ(12・75ドル)」だ。チョコレートケーキにスプーンを入れると、中から温かいチョコレートソースがたっぷり流れる。ダークチョコレートを使用しているため、甘すぎず、ほんのりとしたカカオの苦味が大人のデザートを演出する。添えられているココナッツシャーベットで温と冷の緩急が口の中で楽しめる。
〝フランス料理〟というと、ちょっとハイソで行くのに気が引ける…と思いがちだが、そんな先入観は全て吹き飛んでしまう同店。従業員も全員フランクで、友達や家族と会話をはずませながらリラックスして食事を楽しめる。平日でも午後7時過ぎから一気に混みだし、8時には満席で、店内はワイワイと人々の楽しそうな会話が飛び交う。
日本の某大手航空会社のスタッフも、ニューヨークに来るたびに訪れるという隠れた人気店。普段使いのフレンチとして、利用してみてはいかがだろうか。
La Sirène
558 Broome St(bet 6th Ave & Varick St)
212-925-3061
www.lasirenenyc.com
月~木: 5pm~10pm
金~土: 12pm~11:30pm
日: 12pm~10:30pm
BYOB
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで










