ピットブルに襲われ女児死亡 警察官が犬を射殺

 ロングアイランドのエルモントで8日、9歳の女児がピットブルに襲われ死亡するという事件が起きた。
 同日午前10時半ごろ、911番通報を受けたナッソー郡警察が、同郡ホランド・アベニューにあるカーライル・アーノルド被告(29)の自宅の裏庭に駆け付けると、被告が飼っていたピットブルが遊びに来ていた少女に噛みついているのを目撃した。少女への攻撃を止めた犬が警官の1人に向かって突進してきたため、警官は犬に数発発砲し射殺した。少女は、同郡バレーストリームにあるフランクリン・ホスピタル・メディカルセンターに搬送され、当初重体と報告されていたが、同日午後1時半ごろに死亡が確認された。
 事件を目撃していた隣人によると、犬は女児の耳か首のあたりに噛みつき、人形のように振り回していたという。
 警察によると、この犬に対する苦情が報告されたことはこれまでに1度もなく、犬が女児を襲った原因については不明だという。警察は、同事件を犯罪行為とは考えていないが、犬の飼い主であるアーノルド被告を同事件とは関連のない、接近禁止命令に違反した罪で、その場で逮捕した。
 同被告はことし4月、「けだもの」という説明文をつけた犬とのツーショット写真をフェイスブックに投稿している。

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