ニューヨークのカウントダウン、 “上から見るか、横から見るか”

 時が経つのは早いもので、もう2015年も終わろうとしている。師走というぐらいだから、そろいもそろってバタバタしているなか、年末をどう過ごそうか、これから決める人もいるのではないか。
 ニューヨークの“最後の日”の風物詩といえば、タイムズスクエアでのカウントダウンである。クリスタルボールを割って、年の終わりをみんなと一緒にカウントダウンするにはそれなりの代償が必要なことは、よく知られている。超暖冬のことしはどうなるか分からないが、ニューヨークの12月は極寒だし、よいポジションで見るためには、寒空のなか、トイレに行けないまま長時間待機し、ひどいときのLか6番線よりはるかにスゴい満員電車の中にいるような密集地帯(日本の満員電車とでも言っておこう)で待ち、米国では路上で酒を飲むことすら許されていない。しかし、世界中からアソコを目がけて集合し、ボールが割れるのをテレビ放送で見る人も入れて約10億人が眺めると言われている。一体、何がよくて、人はアソコを目指すのであろうか。

Countdown Entertainment


 それでも、やっぱり一度はアソコで見てみたい! と思うチャレンジャーのあなたには、スケジュールが発表されていることをお知らせしたい。ワン・タイムズスクエアのビル屋上から落とされるボールを見る“ベスポジ”として、西43〜50丁目の間のブロードウェー沿い、または7番街の西59丁目ぐらいまで、が推薦されている。もちろん早く行くことは絶対条件で、目安は3時ぐらいとのこと。ボールがポールの一番高い場所へ行くのは大体6時ごろ、10時半には絶対に路上が封鎖されてメイン会場に近付くことはできない、とニューヨーク市警察(NYPD)は宣言しているとのことだ。
 ホテルの高〜いところから見る人、家でぬくぬくしながら見る人、現地で下から見ることにしたMっ気たっぷりな人も、よいお年をお過ごしください。

ゴミは持って帰りましょう(photo: Windfcker)