MTAの待ち時間、悪化傾向 監査官は大げさか

 7日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク州会計監査官のトーマス・ディナポリ氏が6日、2013〜15年の州都市交通局(MTA)が運行する電車の遅延状況を調査した報告書を発表し、ニューヨーカーは昨年よりも電車を長く待っていることが分かった。
 MTAは、待ち時間を平日では10分以内に設定、また15年度には年間で全運行数の80.7%は時間内に運行する目標を掲げている。調査結果によると、同年度に目標時間以内に運行できていたのは、全運行数の78.4%だった。
 MTA全線の中で、最も遅延頻度が高いのは5番線で、待ち時間以内に運行できた割合は13年度で70.7%、14年度は67.4%、15年度では66.5%と、悪化している傾向があると報告書は伝えている。
 また、ディナポリ氏はこれらの数字について、根拠となる目標待ち時間が1日の中で変動することや、駅数が少なく遅延が少ない線の数値も含まれていることを挙げ、実際には多くの線で待ち時間がより長くなっているとも指摘する。目標待ち時間は、平日の夜には12分に、さらに深夜には20分に設定されている。
 これに対し、MTAは「報告書は現状が正しく認識されていない。言いがかりだ」と猛反論。「問題解決のために最善を尽くしている」と説明している。