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10日付のニューヨーク・ポストによると、マンハッタン区の高級ブティックから出されるショッピングバッグなどのごみを、“お宝”としてあさる男たちがいるという。
57丁目にある高級ブティックには、閉店後しばらく経つと、営業時間とは“別口”の客が現れる。ナイロン製の大きな袋を担いだ男たちが集まるのは午後9時すぎ。隣のビルから同店の従業員が出てきて、持っていたごみ袋を置いて去る。男は早速そのごみ袋を開け、取り出したのはシャネルのロゴの入った空箱だ。これだけでも40ドルになるという。高級品店のごみをあさり、ブランドロゴ入りのショッピングバッグ、ハンガー、ダストカバーなどをイーベイなどで売るのである。ある男は、「特にハンドバッグ用の袋は人気が高い」と説明する。委託販売店などが買うのだそうだ。
そんな彼らにも、ルールがある。まず、避けるべき店を知ること。マディソン街のシャネルはごみをシュレッダーにかけるし、ティファニーはブルーの箱を壊して捨てるため、近付いても無駄。そして、あさった後のごみ袋を閉じておくこと。「散らかしっぱなしにするやつを許せない」と男は言うが、市公衆衛生局によると、そもそも市で他人のごみを許可なく持ち去ることは違法だという。
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