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28日付のWNYCニュースによると、ニューヨーク市では約90%の世帯がエアコンを所有しているというが、市の公共住宅でエアコンを所有する世帯は、半分にも満たないという。
公共住宅の住民が部屋にエアコンを設置するには、市住宅局(NYCHA)からの許可が必要となり、窓の格子を撤去する費用や専門家によるエアコン設置費用を自己負担し、エアコン1台につき年間120ドルを毎年払い続けなければならない。また、専門家によりエアコンが適切に設置されたことを証明するために、NYCHAに領収書を提示することが義務付けられる。
NYCHAの職員は、各ビルの1階の窓の下に記されたアルファベットの文字とエアコンの数を確認し、無許可で設置されたエアコンがないかを調べるが、無許可での設置が判明した場合、過去にさかのぼって費用を請求されることになる。
今月初旬、マンハッタン区ハーレムの住宅がどれほど高温になるか、エアコンの使用が最小限の対象世帯に温度センサーを設置し、24時間体制で温度と湿度を調査する取り組み「ザ・ハーレム・ヒート計画」が開始された。同調査ではこれまでに体感温度華氏90~95度(摂氏約32~35度)が計測され、外気温が下がっても、室内の気温は高いままだったと報告されている。

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