1億5千万ドルの大改修計画 公園も格差ゼロに

 18日付のニューヨーク・タイムズによると、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長は同日、1億5千万ドル(約150億円)をかけて市内5つの大きな公園を改修する計画を発表した。
 改修される公園は、記者会見が行われたブロンクス区サウスブロンクスのセントメリーパークとマンハッタン区北部のハイブリッジパーク、ブルックリン区ブラウンズビルのベッツィーヘッドパーク、クイーンズ区のアストリアパーク、スタテン島のフレッシュキルズパークと各区から1カ所ずつ。それぞれに3千万ドル(約30億円)の予算を割り当て、野球場、サッカー場、陸上競技用トラック、ハイキングコースなどを新設する。
 市民の1割に当たる約75万人が、これら5つの公園から徒歩圏内に暮らしているという。公園局によると、予算は今後4年間にわたり交付され、各地域の代表らが住民と話し合って改修内容について決定する。市長は、「富裕層と低所得者層地域とで、かける予算の格差をなくすことが目標」と述べた。
 同計画は、市内60の小さな公園の改修を行う計画、「コミュニティー・パークス」など、既にある2つの計画に追加されるかたちとなる。

記者会見場となったブロンクス区の公園で子ども たちと触れ合う市長 (photo: nycmayorsoffice)

記者会見場となったブロンクス区の公園で子ども
たちと触れ合う市長 (photo: nycmayorsoffice)