男子チームへの所属は不可 願い届かず退学処分に

 2日付のNBCニューヨークによると、男子バスケットボールチームへの参加を巡り学校から性差別を受けたと訴えていたニュージャージー州の女子生徒が1日、退学処分を受けたことが分かった。
 退学処分を言い渡されたのは、同州ケニルワースのセント・テレサ・スクールに通っていた7年生のシドニー・フィリップスさん。同校には女子だけで構成されたチームがなかったため、バスケットボール好きのフィリップスさんは男子チームに所属できないかと学校に打診したところ、「男子は男子、女子は女子というのが基本で、女子生徒が男子生徒と一緒にプレーすることは許されない」と拒否された。「女子だからといって活動を制限されるのはおかしい」と父親のスコット・フィリップスさんは、性差別行為があったと学校を訴えたが、裁判所は訴えを退けた。
 米女子プロバスケットボールリーグへの挑戦を夢見るフィリップスさんは、マンハッタン区のマディソン・スクエア・ガーデンで同日開催された女子プロリーグ選手との交流会に参加していた。フィリップスさんが退学処分になったと伝えられたのは、オリンピックメダリストの選手らも出席していた同交流会の途中だったという。

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