2017年2月23日 NEWS

新局長にハンセル氏を指名 NYC児童サービス局

 ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長は21日、児童福祉局(ACS)の新しい局長に、オバマ政権で高官を務めたデイビッド・ハンセル氏(63)を指名した。
 イェール大学法科大学院を卒業した同氏は、これまでに市保健衛生局や人材管理局をはじめ、全米、州、地方公共団体レベルでの児童福祉および社会福祉に従事し、複数の民間および非営利セクターでの経験も持つ。危険な状況にさらされた家族や子どもたち、低所得者、エイズ感染者などの弱い立場にある人々のために、データに基づき結果の改善に重点を置いた仕事ぶりで、実績のある管理者としての高い評判を築き上げてきた。
 一時的障がい者支援ニューヨーク州事務局の局長を務めていた際には、州で初めて同性愛者であることを公表した局長となった。2012年からの約5年間は、オランダを本部とする知的専門家集団KPMGの業務執行取締役兼同傘下のソーシャルサービス団体の代表を務めていた。
 市長は、「われわれの最も重要な責任は、脆弱な子どもたちに手を差し伸べ、しかるべき支援を与えることであり、ハンセル氏はこの使命を深く理解している」と期待を寄せている。
 同氏は、3月6日から新局長に就任する。

0222

RELATED POST