自由の女神に「難民を歓迎」 活動家グループが抗議運動

 21日付のCNNによると、同日午後、「難民を歓迎」との横断幕が自由の女神に掲げられ、その様子がソーシャルメディアに投稿され話題となっている。
 この横断幕は幅3フィート(約1メートル)、長さ20フィート(約6メートル)で、赤地に白い文字で「Refugees welcome」(難民を歓迎)と記されている。同午後12時50分ごろ、女神像の足元にある台座の部分に掲げられた横断幕は、管理する米国立公園局の係員がすぐに撤去したが、その写真は瞬く間にソーシャルメディアで拡散された。
 この横断幕を掲げた活動家グループ、オルト・レディ・リバティは、同時に声明文を発表し、「米国人のほとんどが移民の子孫。移民や難民がこの国を偉大にする」と主張。さらに、「国境に壁を築いたり特定の宗教徒を制限したりするのは、自由の女神が象徴する価値観に反しており、受け入れられない」として、トランプ大統領の移民・難民政策を批判した。
 トランプ政権の不法移民取り締まり強化に抵抗する活動は根強く、約1カ月前の就任式当日には「われわれは多数派だ。抵抗しよう!」とのメッセージが入った横断幕を付けた小型飛行機が、ハドソン川の上空を飛行したことも記憶に新しい。

Dsun_PROOF(2017-02-24 5.54.26 PM)