2017年3月4日 NEWS

NY市で犯罪減少続く 近年で最も少ない2月に

 1日付のNYPDニュースによると、ニューヨーク市では犯罪が減り続け、先月は近年で最も犯罪全般の発生件数が少ない2月となったという。
 今年2月、市では殺人、強かん、強盗などの重犯罪が6630件報告されたが、7339件の前年同時期と比較すると9.7%減少した。強かんは85件で前年同期比21.3%減、強盗は965件で前年同期比13.3%減、重罪の暴行は1287件で前年同期比8.1%減少していた。
 住居侵入窃盗の数は878件で前年同期比13.9%減、発砲事件の数は40件で前年同期比35.5%と大きく減少した。
 一方、殺人事件数は20件で、18件の前年よりわずかに増加していた。
 市警察(NYPD)のジェームス・P・オニール本部長は、「市では犯罪は減少し続けているが、これを当然のこととは考えない」と話しつつも、発砲事件の数が35%減少していたことを目覚ましい進歩と賞賛。また、地域での警察活動は、警官とコミュニティーとの関係を強化し、犯罪撲滅に重要な役割を担い続けると説明し、「市民の安全を確保するためのNYPD全ての職員の働きを、いつもながら大変誇りに思う」と述べた。

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