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20日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク市内の地下鉄駅構内や車内での暴行事件数が増加していることが、市警察(NYPD)が発表した最新の調査結果により同日までに明らかになった。
今年2月に市の地下鉄で起きた重犯罪の暴行事件の件数は、昨年同月の19件から22件へと、16%増加していた。また、今年1月〜今月19日までに起きた重犯罪の暴行事件の数は、昨年同時期の74件から19%増の88件だった。2015年1~3月の間に地下鉄車内で起きた暴行事件の数は前年比17%増の52件だったが、16年同時期には75件へと44%も増加していた。地下鉄利用者の多くは、「地下鉄が以前より安全でなくなった」と感じているという。
NYPD交通課のジョセフ・フォックス課長によると、地下鉄内で起きた暴行事件のいくつかは、ヘイトクライム(憎悪犯罪)に関連したものだという。ヘイトクライム関連の事件は、利用者同士による暴行事件だけでなく、ナチスドイツのシンボルであるかぎ十字など、人種差別的な落書きが過去数年の間に急増しており、今年1月〜今月19日までの間に、19件も見付かっている。昨年同時期には、わずか3件だった。

Henrik Johansson
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