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【14日付NY1】2012年に米東部を襲ったハリケーン・サンディの被災世帯を対象にしたニューヨーク市の復旧プログラム「ビルト・イット・バック(BIB)」の工事の完成が大幅に遅延し、相場をはるかに超える費用がかかっている。NY1が8カ月間に及ぶ調査を行い、明らかにした。
同プログラムは、サンディで破損した住宅の修復および地盤を高くする工事で、予想される洪水からの住宅保護にも重点を置いている。ニューヨーク州が実施しているロングアイランドの住宅を対象にした同様のプログラム、「ニューヨークライジング」と比較すると、州のプログラムでは5月までに1115件の工事を完了させているのに対し、市のプログラムでは工事を必要としている家の5分の1に当たる238件しか終了していなかった。また、州のプログラムでは地盤を高くする工事の平均費用は17万5000ドル(約1900万円)であるのに対し、市のプログラムでは、約3倍の53万ドル(約5900万円)がかかっていた。
市のプログラムを利用した住民からは、「仕事の質は基準以下にもかかわらず、完成までの期間が当初の計画よりかなり遅延している」と非難の声が上がっている。
市のプログラムは2013年、米連邦議会およびオバマ前大統領から承認を受け、510億ドルのハリケーン救済金から17億ドルの助成金を受けている。ビル・デブラシオ市長は昨年、同プログラムは5億ドル不足しており、市の税金から賄われることになると発表していた。

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